2016-01-04
教科選択「ドイツ語」でバレエ「くるみ割り人形」を鑑賞しました
12月26日、3年生教科選択「ドイツ語」で、新国立劇場(東京都渋谷区)で行われていたバレエ「くるみ割り人形」を鑑賞しました。
「くるみ割り人形」は、E.T.A. ホフマン〈1776 - 1822〉作『くるみ割り人形とネズミの王様』の仏語翻訳を底本としてプティパが台本を書き、1892年に初演されました。序曲や「花のワルツ」等、チャ イコフスキー作曲の印象的な音楽によっても夙に有名です。「ドイツ語」の授業で種々のドイツ文学を取り上げ、E.T.A. ホフマンについても紹介した縁で、今回、校外研究で「くるみ割り人形」を鑑賞しました。
外国語教育研究の成果によれば、言語学習は文化学習であり、その逆もまた然りとされます。いわゆる「言語外現実」が語学学習に積極的な影響をも たらすという意見は、外国語を学ぶ者であれば、大いに首肯できるものでしょう。ドイツにもハンブルク・バレエ団やシュトゥットガルト・バレエ団をはじめ有 名なバレエ団はありますが、ドイツ一国に限らず、また、バレエに限らず、今回「西洋の藝術」に触れた経験が広くヨーロッパ世界への関心を高める契機になる ことを願っています。